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その答えが設計革命であり、生産革命であり、固定費革命である。 設計革命の切り口はVA(価値分析)やVE(価値工学)、標準化やシステム化、モジュール化(部品複合)であり、生産革命のそれは型の造り方の問題、生産の仕組みの問題や集中性、最適生産だった。
また、固定費革命は、生産の分担、開発の分担をどうしていくかということだった。 Wトヨタ自動車副社長は「SCMそのものの見方も変えていかなければいけない」として、それぞれの切り口を提示している。
ちなみに、SCMとは、サプライ・チェーン・マネジメントの略で、受発注、資材・部品の調達、在庫、生産、製品の配送などをITを利用して一括管理する経営手法のことである。 二○○一年四月、トヨタとA精機、D、S電気工業の四社は、共同でブレーキシステムを開発・販売する新会社「アドヴィックス」を設立すると発表した。

これは、ITS(高度道路交通システム)やハイブリッド自動車などの先端技術に対応したブレーキシステムを共同で開発し、トヨタグループ以外への営業展開も新会社を中心に進めていくというもの。 新会社はA精機、D、S電工のブレーキ部門を集約し、さらにTブレーキエ業、A高丘、A化工も開発に参画して、ブレーキシステムのグローバル・サプライヤーを目指す。
具体的には、ブレーキの安全性を高めるABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や自動運転などのITS技術に対応したブレーキシステム、ハイブリッド車でバッテリーにブレーキの制動エネルギーを蓄える「回生ブレーキ」などを共同で開発する。 トヨタグループによる自動車部品のモジュール(複合化)・システム対応であり、世界有数のブレーキシステム・サプライヤーの誕生ということである。
すでにD、V、Bなどの欧米の世界有数の部品メーカーは、中小部品メーカーを吸収するなどして規模の拡大を追求すると共に、モジュールシステム化を積極的に進め、国際競争力を強めている。 完成車メーカーの世界合従連衡は、部品メーカーに波及しており、日産系の部品メーカーを例に出すまでもなく、系列破壊は外資の波に洗われてきている。
「系列という言葉は二○世紀の遺物であり、トヨタはあくまでもグループという観点で考えていく」というのが、トヨタの調達担当サイドの考え方である。 そのトヨタはグループを挙げて国際競争力・コスト競争力の強化に取り組む中で、グループ企業の経営資源の有効活用、事業の効率化とモジュールシステム化を積極的に推進する方針を打ち出している。
トヨタも加えたA精機、D、S電工のブレーキ事業統合もその一環であり、こうした部品の製品群ごとの連携・集約化は、トヨタグループの結束力強化にも結び付くことになる。

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